エチケット上言いづらい日本での緊急避妊薬の役割

世界でも、先進諸国の一つと認められている日本ではありますが、避妊というものに対する考え方は、まだまだ諸外国には遠く及ばず、男性任せにしている女性も少なくありません。望まない妊娠によって、多大なる被害を被ってしまうのは、女性だけであるにもかかわらず、避妊というものに対して、カップルで真剣に話し合うことは、エチケット上タブー視されているのが実情で、避妊薬を服用している女性は、性に関して奔放だ、遊んでいるといった馬鹿げたイメージを持っている男性も多いようです。諸外国では、ボーイフレンドができた娘に対して、ピルの服用を勧める母親も多く、女性が自分で自分の大切な身体を守るということは、何ら非難されることではありません。日本ではそういった偏見の目を気にして、ピルを服用していることを隠している女性も多く、まだまだ閉鎖的な遅れた国、といわれても仕方がありません。このような風潮が根強く残っていることから、避妊に失敗し、中絶手術を受けなければならない羽目に陥ってしまっているかわいそうな女性が、毎年数えきれないほどいるという報告も上がっています。この少子化の時代、新生児として産まれてくる赤ちゃんの、実に五分の一という数の人工中絶件数が報告されており、これは異常というしかない状態です。普段から避妊薬を服用し、自分の身体をしっかりと管理することは大切ですが、同時に、万が一無防備なセックスを行ってしまった場合には、緊急避妊薬というものがあるという知識を知っておきましょう。毎日服用するものとは違って、含まれるホルモン量も多いアフターピルは、強い吐き気や腹痛など副作用も我慢しなければなりませんが、避妊に失敗したとわかった時点で七十二時間以内に服用すれば、妊娠を回避できる効果があります。